完璧じゃなくていいんです!
2025.08.07

ピラティスのレッスンを受けていると、「もっとできるようになりたいな」とか「まだまだ足りないな」って感じること、ありませんか?
がんばっている自分ほど、そう思うものかもしれません。
でもね、ピラティスって“完璧に動くこと”が目的じゃないんです。
できた・できないという結果よりも、今この瞬間、自分の体がどんなふうに感じているかに気づいてあげることが、とても大切なんです。
たとえば、座った状態でロールダウンして、骨盤を少し後ろに倒すだけ。
それだけでも、背骨がふわっとしなやかに動き始めて、「あ、ここが使われてるな」って体幹が目覚めるのを感じることができます。
小さな動きでも、丁寧に向き合えば、体はちゃんと応えてくれるんです。
私たちの体は日々変化しています。
昨日できたことが今日はうまくいかないこともあるし、逆に、思ってもみなかった動きが突然しっくりくる日もあります。
だからこそ「ちゃんとできなくちゃ」と自分を追い詰めなくて大丈夫。
うまくできない日があっても、それも大切なプロセスのひとつなんです。
完璧を目指すよりも、「今ここにいる自分の体と心に寄り添う」こと。
その積み重ねが、あなたの内側から、しなやかで強く、美しい自分を育ててくれます。
ピラティスは、自分を好きになるための時間。
今日もそんな自分に、ちょっとだけ「いいね」って言ってあげましょう。
🔹ワンポイントエクササイズ:座ってロールダウン
- 膝を軽く曲げて長座で座り、両手はもも裏に添える。
- 吸って背筋を長く、吐きながらお腹を薄くし、骨盤を後ろへ倒す。
- 背骨を一椎ずつ丸め、無理のない位置まで後ろへ。
吸って、吐きながら背骨を順に積み上げて起き上がる。5回。